18号絶賛取材中

よく「偶然ではなく必然なんだ」という言葉を耳にしますが、この「偶然から必然」になるには、それなりに考えていたこと、あるいは何か進行中だったこと、が前段階としてあるんですね。

今を振り返ったとき、よくよく考えればそういう出会いがあったから、と後で総括のように思うことでもあります。だから、なかなかその瞬間では気がつかない。でも、なんだか「必然になる予感がする」ってことも、たまーにあります。

と、前置きを書いたところで、おはようございます(幸)です。

週初めの月曜日だというのに、なんだか眠れないまま朝になりました。いや、こういうことはよくあるので珍しいことじゃないんですけどね。
ちょっと頭が沸騰しているのです。なんかこう・・・いろんなものが浮遊中で、でも、これはきっとそのうち結びつくぞ、という予感めいたものがあって気持が逸るのです。

何を言っているのか、全然わからないでしょ(笑)。妄想中のことなので説明できるようなことじゃないんですけどね。けれど、書いてないとまたどこかへ吹っ飛ぶので。企画の始まりは、いつもこういう状態なのです。ユラユラ、フラフラ、あたりをさまよっている。

障がい者施設の取材を始めて(つまりアリヤを始めて)早や5年。この間、さまざまな事業所やそれに関わる人たちに会ってきました。取材をしているといろんなことに気がつきます。私から見れば、障がい者施設には実に多くの可能性が残されている。

妄想ついでに言えば、障がい者施設では何だって作れる。力を合わせれば、家だって建てられる。(あ、本気で思ってますよ。)衣食住すべてのカテゴリーのものが作れるのです。

ちょっと皮肉な話ですが、自立支援法から障がい者施設のモノづくりが成長してきたことは確かです。法律上のさまざまな問題の解決はもちろんですが、それはちょっと横に置いて。「ものづくり」という部分だけを見てみると、意識を含めすごく変化があったことは事実です。

私はいろんなところで言い続けていますが、障がい者施設商品はいまだかつて出現していない新しい分野なのです。21世紀型の生産現場であり商品である、と言っても過言じゃない。テクノロジーの分野だけが新しいことじゃない。すべては影響を受けあいながら進んでいくのですから。

「ソーシャル」という言葉が、こんなに叫ばれた時代はなかったでしょう。まさに障がい者施設はど真ん中。障がい者施設の商品作りは、現代の社会課題解決のための重要な役割を担っていると思います。

「社会のために」は、傍観者を当事者へと変えることでもあります。いろんな企業や行政の中にも「何かしたい」という人たちが多くいますが、既存の組織ではなかなかそれを動かしきれない。だから、新しい仕組みが必要なのです。ここを私の足りない脳みそで考えていて、頭が沸騰しているわけなんですが(笑)。

また、NPOのような中間支援組織も、旧型じゃない新たなコンセプトが必要だと思いますね。若い人たちの集まりの中に、ぽちぽちとその兆しも見えていて、ちょっと楽しみです。

今、アリヤとしてできることは潜在的にある「社会のために」を引き出し、繋げていくことだと思っています。

昨日までに出会った人たち、また、今日出会うであろう人たち、それは新たな明日への「必然」になることを願って。

アリヤ18号は、新しい呼吸を始めた人たちを追って、絶賛取材中です。

(幸)

| 取材日記 | 08:51 | - | - | pookmark |
風が吹いている

アリヤ18号に向けて動き始めました。
まず、リサーチに行きます。だいたい、いきなり行きます。
それでも最近は面が割れて、すぐに気がつかれてしまいますが(笑)。
先日伺ったのはコチラ。

この日はお天気がよくて、さんさんと陽が降り注いで気持ちのいい窓辺。
店内はこんなふう。空間があってゆったりとした感じ。

そう、食べ物屋さんです。さて、どこでしょうねー。
ヒントその1。→
福神漬けが各テーブルにあります。

ヒントその2↓



もう、バレバレ! わかる人はわかっちゃいましたねー。
カレー専門店「もりぞう」です。外観も店内も障がい者施設がやってるとはまったくわかりません。

どんな内容にするかは、ナイショ。あ、もちろんいつものように紹介ページは作りますよ。今回は冬号恒例の「アリヤコレクション」です。ので、少し変化球を投げます(笑)。

秋はいろんなイベントが目白押しです。私(幸)と(神)は、時間が許す限りあちこちのイベントを見て回ります。そう、ネタの仕入れですよ。情報は脚で稼いでなんぼのもん。実際、見て聞いて触って味わって、と、なかなか厳しいチェックをしているのですよ、これでも。

カレー、おいしかったです! ボリュームがあり、もうお腹いっぱいになりました。これは近所の学生さんや若い方たちが喜ばれるでしょう。辛さもいわゆる中辛くらいで、辛過ぎず甘すぎず。(写真は奥がチキンカツカレー、手前が野菜エッグカレーです。)



その足で、今度は「マリンメッセ」に行きました。
21日の日曜日まで西部ガスのイベント「ガス展」があってます。「ときめきセレクション」の入賞の展示や、いろんな施設がブースを出されているので見に行きました。いつも取材後はご無沙汰しているので、この機会に会いたいなと。
この日はセレクション入賞施設の「つくし学園」「さざなみAloha」「ビガ―ハウス」「ひまわり園」が出店。日替わりで入賞施設が出ます。

「花の花」さんもお弁当や野菜を出してありました。「花の花ファーム」で、自然農法で栽培した野菜が少しだけ残っていたので(神)と買い占めて帰りました(笑)。

土曜日の夕飯に、「花の花ファーム」の人参で、葉の部分を使って白和えを作りました。無農薬ですからやっぱり安心して丸ごと食べられますね。(写真を撮るのを忘れた・・・)

最後にまたまたすごいご報告。
箱崎翔店さんが11月28日〜12月4日までの一週間、博多駅の阪急の地下で販売をするそうです。先日の「夢ぽけっと」さんに続き、快挙!!

前に別件で箱崎翔店さんに伺ったとき、代表のSさんが丁度その打ち合わせに行かれるときでした。どうなったかなあと、気になっていましたが無事販売が決まって、何だか自分のことのように嬉しいです。

いやあ、じわじわといい風が吹いてる感じがしますねー。

私たちも微風くらいは吹かせられるかも。
と信じて、また18号、気合い入れて走ります!

(幸)

| 取材日記 | 00:20 | - | - | pookmark |
17号ただ今制作中!
 
まだまだ暑い日が続いていますが、みなさまお変りありませんか?
またしても大変、大変、ご無沙汰をしております(幸)です。いつも様子を見にきていただいているファンの方々、ほんとうに申しわけありません。

ブログは放置していながら、優雅に夏のドライブを楽しんでいる・・・わけじゃあないんですよ。これはアリヤ17号の取材に向かう車窓から撮ったものです。って、もう7月のことなんですけどね・・・

※17号で登場する施設ですよ。


本来ならこの8月には発行の予定でしたが、またまた遅れていまして・・・ああ、ほんとうにすみません。現在、急ピッチで制作を進めていますが、なんだかんだ仕事が重なって、う゛う゛う゛〜〜〜〜な状態であります。まだレイアウトの途中なので、発行は9月の中旬以降になりそうです(泣)。毎回、読者の皆様にはお待たせをして、胸が・・・イタイ・・・

※クッキーの型抜きのあともなんだかカワイイでしょ。


先日、書店から「お客様からのお問合せがありまして、17号はいつ発行されますか?」と電話が入りました。電話口で頭を下げながら「9月です・・・」とお知らせしたのですが、ちょっとだけ嬉しかったのです。いやいや、遅れていて嬉しいとは何事ぞ!と思うのですが、こんなふうに聞いてくださる方がいるとは!と、少しビックリしたのです。同時に嬉しくてドキドキしました(笑)。

また別の日にその書店から、今まで発行されたものを全部欲しいという問合せがあったと、連絡をいただきました。これも嬉しかったですねー。ただ、完売したものもあってなかなか揃えられないのですが、なんとか集めて発送しました。もうほんとうに手元には在庫がなくて、残念ながら今後はご要望にお答えできそうもありません。なので、設置協力店に近い方はそちらで、あとは年間購読がおすすめです。発行部数を減らしてから今までより早く完売してしまうので申し訳ないとは思うのですが、少しでも長く発行していくためには今のところそれしか方法がなくて・・・

※どこもあま〜い香りが漂って。材料は厳選!


私はこの業界(雑誌や広報物の制作)に何十年もいますが(それなりの年なので。笑)、ことアリヤに関してはウケ狙いも何もなく、ただただ楽しんで作っているんですね。まるで大好きな部活をするみたいに(笑)。この「作りたいからつくる」という自分勝手に、たくさんの方々の応援があるというのは正直言って、いまだに驚いたり戸惑ったりすることが多いのです。なんて優しい人たちがいるんだろうと。

そこには許したり許されたり、なんていう力関係とかではなく、ただただ深い愛情があってのことなのだと、それは最近気がついたことのひとつです。アリヤが教えてくれたことのひとつです。

※フード・スタイリストYさんのページも取材終了。撮影を終えてのお茶時間。

17号は初めて伺った施設もありますが、以前別の企画で取材した所もあります。ずーっとご無沙汰しているにも関わらず、みなさんすごい笑顔で迎えてくださって。(用事のあるときばかりですみませんね〜、ほんとに。)昔の友だちに会ったみたいに話も弾んで、ほんとうに楽しい取材になりました。

というわけで、もう少し、ほんのちょっとだけ(いや、たくさんかも)待っててくださいねー。
ブログもがんばって更新しますので(ほんとか?)、また様子を見に来てくださいね〜。

最後のおまけ。

たびたび登場する前出のYさんとこの愛犬モモちゃん。
ちと、暑苦しいですかな・・・はは・・・

(幸)

| 取材日記 | 15:50 | - | - | pookmark |
16号スタート!
 2月は狷┐欧襦匹箸茲言われますが、ほんとうに逃げるようにしてあっという間に終わってしまいました。
早くも暦は3月。春の訪れはまだまだって感じですが、それでも少しずつ大気が緩くなってきているのが感じられます。ご無沙汰しました(幸)です。

アリヤも春号(16号)の制作に向けて動きださねばと、先日、新連載の打ち合わせに行ってきました。そう、16号は新連載が2本も始まるんですよ。そのひとつとして、障害者に関する法律のことを少し教えていただこうと、司法書士の方に執筆をお願いしました。

猖[А匹箸いΔ伐燭遠くて関係ないイメージがありますが、社会にはさまざまなルールが存在しています。私たちの日常は、そのルールによってひとつのカタチを作っているので、法律は身近なことなのですよね。でも、わかりにくいことも確かなので勉強せねばと。お願いした方は二児の母親でもあるKさん。きりりとした、しかしざっくばらんで親しみやすい方ですよ。

打ち合わせはオーガニックレストラン『花の花』さんでランチを食べながらということに。『花の花』さんは9号のお弁当の特集で登場していただきました。この日のランチもおいしかったですよ〜。
まずは食前に温かい生姜湯が出ました。甘くてほっとします。


この日のメインはコロッケです。ボリュームたっぷり!














玄米はもっちりとして噛めば噛むほどに甘い。味噌汁と漬物もついています。

さらにデザート、コーヒー付きで、値段は850円。

今回、『花の花』さんとも打ち合わせがあってお邪魔したのです。実はアリヤとのコラボ商品の開発をお願いしていまして、その試作品ができたので伺ったのです。

もう1年以上前から取り組んでいたものがあるのです。失敗したりうまくいかなかったりと、いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、やっとできあがりました。え? 商品は何だって? それは16号を見てのお楽しみ! ここではまだナイショです(笑)。まだまだ最後の仕上げが残っていて、現在それと格闘中。

商品開発はとっても時間のかかる仕事です。ましてや資金のない私たちですから普通の何倍もかかっているのかもしれません。そうしてまでなぜやるかというと・・・あー、これは広告もとらずになぜ発行をしているのだと、よく聞かれるのと同じことなのですが・・・

そのことの説明は、実はとっても大変なんです(笑)。私たちの目的は単に本の発行ということではなく、もっと先の方にあるからですね。アリヤは目的のためのひとつのツールであって、最終地点ではない。アリヤは「新しい価値」を生み出すための表現の場です。ここがひとつの通過点となって、理想とする社会に近づきたいと。「理想とする社会」とはもちろん、誰もが暮らしやすい世の中であるということです。

私のような蟻ごときがそんな大そうな・・・とは全然思いません(笑)。小さなひとりひとりの存在が社会を構成しているのですから。どんな場合も、そう今のように先が見えないような時代であっても、いや、こんなときだからこそ理想や夢や希望を持つことは、ヒトがヒトである所以のような気がします。そうやってヒトはあらゆる困難を越えて生き抜いてきたのは、歴史が証明していますよね。

話を戻して。
「新しい価値」を生み出すのは、とても難しいことでもあります。
なぜならば「新しい価値」とは、言い換えれば「まだ見ぬ風景を見せる」こと。いまだかつて出現していない風景ですから、なかなか説明しづらくわかりにくいものです。でも、それはクリエイトすることを生業とする人間の常というもの。だから、自分が昨日描いた線の上を再度なぞるようなことはしたくないし、ましてや誰かが描いた線の上をなぞるなんてこともできないのですよね。時は常に立ち止まらずに動いているのだから、いま描くべきは明日の風景だと思っています。

オリジナルであること。
ワタシがワタシであること。
これがとっても重要なんです。
これの追求以外に、私の興味はもはやない、と言っても過言ではないくらい。
だからアリヤでは、誰もやっていないことにこだわります。

そういうわけで、私たちは毎回、私たちにとっての秘境に足を踏み入れていますが、まあなんともスリリングで楽しいことったら!(笑)

またしても地図に載っていない道を探しながら、アリヤ16号はスタートを切りました。

(幸)
| 取材日記 | 05:35 | - | - | pookmark |
ワクワク15号取材


先週、やっとアリヤの取材に入りました。
12月発行予定の15号は恒例の「アリヤコレクション」です。この号はいつもと違って施設の紹介ではなく、私たちがおススメするモノを集めて紹介します。今回のモノは“バッグ”。アリヤとしては九州を初めて出て、山口県まで足を延ばしました。早朝から新幹線で向かいます。

着いたのは徳山駅。伺うところは「周南あけぼの園」さん。支援員のSさんにわざわざ駅まで迎えにきていただいて助かりました。Sさん、ありがとうございました。

こちらは帆布のしっかりした生地で、たくさんのバッグを作っていらっしゃいます。ベーシックな無地のトートバッグから刺繍やプリントしたものや、その種類の豊富さにびっくり!すべての工程に障害のある方々が関わられています。

分厚くて硬い生地に刺繍をするのはとっても大変だと思います。ひと針ひと針丁寧に素敵な刺繍が出来上がっていました。生地もこちらで染めてあります。



取っ手もちゃんと革で手作りです。1本ずつ丁寧に切って。

と、ここでの紹介は、ここまで。もったいなくてまだ見せられません(笑)。すごく素敵なバッグをたくさん選びましたので、あとはアリヤ15号で見てくださいね〜。

こちらはアートもすごいものがありました。いつか絶対、アートも取材に伺いますよ。



その後、北九州市八幡西区の「ワークなごみ」さんへ。こちらのバッグもまた独特なんです。古い着物や帯で作られています。うーん、これもここでは見せられません(笑)。古着好きの私は、しばし理事長Yさんと大盛り上がり(笑)。古い着物や帯がたくさんあって、取材も忘れてしばしうっとり・・・(また見に行きたい!!)私が選んだ生地で15号の掲載用をオーダーしてきました。

でー、こちらで買って帰ったのが、全然関係ないこの下の写真のもの。

何だと思います?アクリルたわしに竹の棒が付いて、コップや瓶などを洗うときに便利なたわし。パイナップルに似ているから「パイナ棒」というネーミングがついていました。なんかユーモアたっぷりで楽しい(笑)。こちらで初めて見ました。とっても気にいって(神)と即!買いっ(笑)。

最近の障害者施設商品は、おもしろくてアイディアに溢れるものが続々登場しています。アリヤを創刊した4年前からすると、すごいスピードで質がどんどんアップしているのを感じます。これからがほんとうに楽しみです。

15号の取材は始まったばかりなので、これから伺う施設でまたどんな素敵なバッグに出会えるか、今からワクワクしています。今回はモノの特集なので施設の紹介がありません。改めて手芸の特集のときにまた取材に伺おうと思っています。

さてさて、まだまだがんばって探しに行ってきますよ〜。
みなさ〜ん15号、楽しみにしていてくださいね〜。
12月に発行できるように頑張らなくちゃ!

(幸)

| 取材日記 | 00:45 | - | - | pookmark |
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