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2013年の荒野
七草粥も過ぎ、お正月気分も抜けたころ。
寒い日が続いていますが、みなさん、風邪などひかれていませんか〜?

今週から天神のイムズ地下2階で「ときめきアート展」が始まっています。今年はアート活動をやっている障がい者施設から10名のアーティストの作品展示が行われています。力作が揃って見応えアリなので、お近くの方はぜひ観に行かれてくださいねー。
12日〜14日までは「ときめきマーケット」が開催されます。(地下1階のエスカレーター付近です)こちらもなかなかお目にかかれない商品が並びますので、お誘い合わせのうえぜひ!!


今年は初めて新年会をやりました。といっても、私(幸)と(神)とデザイナーYさんの三人という内輪だけのものですが。アリヤも6年目に入って少し考えるところがあって、今後のことをいろいろ話し合いました。



アリヤ創刊のきっかけとなったのは障害者自立支援法の施行です。ただ、私たちは福祉の専門家でも詳しい知識を持っているわけでもないので、実のところよくわかりません。ただ、当事者(障がい者とその周辺の人たち)がちっとも喜んでいない、ということがこの支援法を表していると思っています。国の政策なり法令なりは、当事者たちが喜んでこそ認められるというものなんじゃないかと。

それは障がい者問題だけではなく“社会的弱者(この言葉は好きじゃありませんが)”と言われる人たちの身の回りにも、同じようなことが言えると思うのです。格差と貧困は広がるばかり。富める者だけがより富めるというこの仕組みを、そろそろどうにかしてもらえませんかねぇ。
弱い立場にある人たちが、どうすれば普通に生活できるか。これがアリヤにとっての大きなテーマでもあり、解決したいことのいちばんなのです。



理想は社会保障がきちんと整備された世の中でしょう。そういう政治をしてもらわないと困る。しかし、いよいよ弱者切り捨てのこの国の現状では、それを待っていても寿命の方が先に終わる(特に私は高齢者なので。笑)。ならば、ない知恵を絞って自分たちで身を守るしかない。だって、今日を生きなければならないのですから。



きちんと働ける場所があること。これが必要なことはもう言わずもがな。さらに障害の有無や性別、年齢、学歴に関係なく就業できることが重要ですよね。それは利益のみの追求に走る既存の企業では無理でしょう。これからまた新しいモデルが必要だと思うのですね。

考えてみれば、その昔には株式会社なんてのもなかったわけで。歴史を紐解けば、産業革命やらなんやらで今があるわけでしょ。常に時代は動いているわけですよね。だとしたら、また新しいスタイルの働き方や仕組みが出てきてもいいでしょう。前から言ってるソーシャルワークビジネスってやつがいちばん近いイメージですが。要は利益の配分の仕方が、従来の企業と違う所が出てきて欲しいですよね。

貧困は個人が怠けた結果なんかじゃなく、社会の仕組みが生みだしたものでしょう。いつからか“自己責任”という言葉に取って代わられ、誤魔化されているような気がするのは私だけ?

小さなパンを何人にもちぎって分けて、のような貧貧互助や高齢者家族の老老介護のようなことでは、根本的には何も解決しない。ということもとっくにわかってはいるのですが・・・

そんなこんなを新年会の二次会で4時間くらい話し込んで、すっかりコーヒーも冷めてしまいました。



え?何だか暗ーい新年会ですねって?
いやいや、全然面白かったです。
こういうときだからこそ、夢を理想を語ろうじゃありませんか。お腹いっぱいにはなりませんが、胸は熱いもので満たされます。

もちろん、この複雑な世の中、簡単にいくわけもないし、私たちのような米粒ほどの人間が何をしようと及ばないことばかりだとわかってはいます。けれど、黙っているわけにもじっとしているわけにもいきません。それがたとえ、ハチドリの一滴だったとしても。目に見えないほどの蟻の一歩だったとしても。

私は私のできることをする。
諦めなければ、それはいつも自分の手の中にあるのですから。

アリヤは大地にまた種を蒔くべく。
鍬ならぬ、ペンを持って新たな荒野に降り立ちます。

(幸)
| - | 16:35 | - | - | pookmark |