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実はサーカス団なのだ

新年会

もう1月も終わろうかというときに、チーム・アリヤの新年会をしました。

何でも一足遅い、鈍足アリたち(笑)。

新年会とは名ばかりの別冊の打ち合わせでもあります。

メンバーは、デザイナーYさんと(神)と私(幸)の女ばかり三人。

 

実を申せば「別冊作るぞ宣言」をしたものの、本当に作るかどうか、ずっとずっと迷っていました。

この期に及んでも迷っていました。

 

理由は大きく三つ。

一つは、いつも抱えている資金問題。

もう一つは私の体力問題。

最後の一つは、デザイナーYさんの家庭の事情によるものでした。

上の二つは自分が何とかすればいい。

一番気がかりなのは、Yさんのことでした。

 

アリヤは、私に賛同してくれた(巻き込まれたというウワサもある。笑)クリエーターたちで作っています。

チーム・アリヤとして、ライター(神)、デザイナーYさん、カメラマンH氏、そして企画・編集(幸)の4人がそのメンバーです。それは1冊の本を作るための最低人数。その中の一人が欠けると、もうアリヤは作れないという、綱渡りのサーカス団。それぞれに仕事を抱えながらもこの10年、本当によく乗り切ったと思います。時々綱から落ちそうにはなりましたが(私が)。

 

デザイナーYさんは昨年から、両親の介護のため仕事をやめて、市外の実家で暮らすことが多くなりました。

もう、これ以上は無理をさせられない・・・と、私はひとりでぐじぐじ考えていました。

Yさんからいつ「もう無理です」と言われるかと、内心ドキドキしていました。アリヤの現場は過酷でありますゆえ。

もうそのときは快くOkしようと、そうなったらなったで私も諦めがつくかも、もうしんどいしいいか、なんて自分に言い聞かせてたりして・・・

この日はYさんの本当のところが知りたくて、設けた新年会でもありました。(二人にはナイショでしたが・・・)

 

ところがこの日、Yさんはとても明るく元気にこう言いました。

「実家でもネット環境を整えましたよ!」と。

だから、いつでもやれると。両親の介護の問題も家族でいろいろ解決法を見出しているとのこと。

 

おおっっ!!

 

と、思いつつも、本当に大丈夫? 私は中止しようかと思っていたけど・・・私も何だか体力に自信がないし・・・

とぐずぐず言っていたら(神)が、

「ダメですよぉ、別冊を登録してくれた人たちがいるんですからぁ、待ってますよぉみなさん」と、激しくダメ出し。

(わかってますって、もったいぶって言ってみただけだからね〜。)

 

ひとりであれこれ考えていたある日、ふと思ったんです。

 

今の状況は、アリヤ創刊のときと同じじゃないかと。

道はあれど、そこに降り立つのがとても難しかった10年前。

諦めようとして、喪失と絶望の淵に立った10年前。

 

同じ崖っぷちなら、やりたいことをやったほうがいい。

その時、壊れそうな自分を支えてくれたのは、諦めることではなく、本気で飛び込むことでした。

 

それぞれに事情はある。

けれど、それが何だ。

本気かどうか、天からの問いが、そこにはあるだけでした。

 

と、ここまで引っ張ってきましたが(笑)、別冊への道は障害物競争よろしく、何とか始まりつつあります。

なにせチーム・アリヤはサーカス団ですからね、アクロバティックにやり遂げてみせます!

(綱から落ちないようにしなきゃなあ・・・)

(幸)

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